トランジスタ技術2014年8月号に掲載されたディスクリートアンプを作ってみました。
今回は、作った感想(考察ができるほどの技術を持ち合わせていないため)と、使った感想を書きたいと思います。
- 作ってみて
実際に作ってみると、非常に難しいと思いました。なぜなら、ディスクリートアンプである以上、基本素子を組み合わせて作成するので、パーツ選びが大変大変(汗
抵抗やコンデンサ、トランジスタの選別が地味に大変です。抵抗値も出来るだけこだわりたかったので、一本ずつ計測して近い数値のものを選び出しました(ただし、カーボン皮膜抵抗)。
コンデンサは、オーディオ初心者の私にはよくわからなかったので、無極性のフィルムコンデンサを使いました。
トランジスタは、熱結合する都合上マチットペアのものを見つけ、下準備だけで合計3日ほどかかりました。
ブレッドボードでの試作は必ずします。そのとき、大き目のブレッドボードを使ったほうがいいでしょう。
いざ、蛇の目を使って配線を始めると部品点数の多さから、うまく線を引っ張ることが出来ずはじめは手こずりましたが、だんだん慣れていくときれいに作れるようになりました。
- 使ってみて
使ってみて思ったことは、高音域から低音域までほとんど味付けの薄いアンプに仕上がったと思います。
立ち上がりも、無音状態に近くクラシックなどの音楽を聴くのに適しているかなぁと思いました。
ドンシャリでなかったことには好感が持てました。ただ、入力する音量を大きくすると高音域では音割れが目立ちました。
今回の製作を通して、オーディオの深さと楽しさを味わうことが出来ました。専用基盤を作ればもっと簡単に、さらによい音に改良できると思います。
次は、opアンプをつかってみたいです。