2015年9月20日日曜日

Raspberry Pi + PCM5102 =…. その3

前回部品が届いてなくて、途中かけになっていましたがようやく部品が届きましたので実装していきたいと思います。

TIのPCM510XAのデータシートを見てちょっとだけ読みましたが、10pinの使い方はよくわかりませんでした(たぶん保険的な何か?)。

以下、データシートの抜粋

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ピンアサイン

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Application Note

ピンの配置を見ると左右対称にアナログ電源とディジタル電源を分離できそうです。今回はプリント基板を作らなかったので、パターンは引いてませんが少し多めにDACを買ったので次回以降はプリント基板を起こしてみようと思います。

Application Noteの回路図をほぼそのまま採用して電源のみ、アナログ・ディジタルを分離。アナログ電源をトランスから、LDOを使って供給することにしました。SCKはGNDに落としておけば自動的に逓倍されたものになるので、今回はGNDに落としてクロックを用意しない簡単な回路を採用しました。

Raspberry Piから3.3Vが簡単に取り出せるのに、どうしてトランスを使うのか?と思う方もいると思います。僕が実験した限りでは、Raspberry Piから取り出した電源では音の厚みに欠け、音場も表現できない最悪なDACになってしまいました。ここで、トランスを使ってアナログ別電源とすると別世界が体験できたので、別電源にすることが確定しました。予算が厳しい人も、アナログ電源だけはまともな電源を用意した方がいいです。間違いなく音質向上が体験できます。

トランスからはショットキーバリアダイオードブリッジで整流し、DACにできるだけ近い地点でLDO(TA48M033F)を用いて3.3Vを生成することで負荷変動にじゅうぶん追随できるようになると思います。LDOの選定はまだ迷っています。NJM2865F33も購入したので、また試してみようと思います。

あとは地道にはんだ付けをするだけですので、カット。

 

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ということで完成。音質にかかわるL・Rのフィルタ回路の部品はオーディオ用のものを使用した方がいいかもしれません。

ヘッドフォンはMDR-900STを使用しています。出力をアンプなどで増幅する必要は無く、そのままならせるのも音がいい要素かもしれません。

電源の電解コンデンサはチープに見えると思いますが、これで結構ハムノイズも聞こえないんです。あまり過剰にコンデンサをつけてはいけないのでしょうね。

 

次回以降ケーシングをしようと思います。

2015年9月13日日曜日

Raspberry Pi + PCM5102 =…. その2

この間は、Raspberry Pi と PCM5102A を組み合わせたハイレゾリューションネットワークプレイヤーについて考えていたことを書きました。

今度は、どんな構成にしたいか書こうと思います。僕は全然知らなかのですが、ディジタルアイソレータなるものがあるんですね。これを用いると、電源を簡単に分離することができてピュアオーディオ的にはいいみたいです。ただ、値段がピンからキリまで様々なので、今回は見送りました。あと、予算的な都合からも今回はパス。

ところで、構成はこんな感じにしました。周辺回路は省いてます。PCM5102Aは4個買ったので失敗しても大丈夫そうです。余ったDACでDual-Mono DACとかできそうですね。pcm5102dac

ところで、電源はどうやって安定化させようかな。3.3Vが必要とのことなので、対応したLDOを購入しましたが、思いのほかノイズが多いかもしれません。大容量コンデンサを出力側に積んでクリーンにするのも手ですが、ジャンク品からはぎ取ったパワーMOSFETを使ってシリーズレギュレータにしようかな。

とりあえずは、LDOを使ってみて酷いようであればまた対策を練るまでです。

 

先週の月曜日に千石電商に部品を発注したのですが、まだ来ませんw

どうやら、一緒に頼んだブレッドボードが在庫切れだったようで、一週間ほど待たされています。

製作に取り掛かれないもどかしさはつらいですね。。。

2015年9月11日金曜日

Raspberry Pi + PCM5102 = ...1

最近流行りのハイレゾリューションオーディオに昨年あたりから手を出し、24bit音源の繊細さを肌をもって感じていました。
実は、半年以上前から温めていたもので、Raspberry Pi と、PCM5102をI2Sで接続してファンレスのオーディオ環境を整えようと思っていました。
現在PCオーディオはHPのENVY14 SPECTREにUSB-DACを外付けして楽しんでいるので、ファンの音が地味にうるさいのです。

以前HPA-12を作成した際にお世話になった、たかじんさんのHPにIrBerryDACなるPCM5102Aを用いたDAC基盤があり、音質もよさそうなので気になっていたのですが、値上がりで一万円を超えてしまいましたし、「ここはイッチョ自分でくみ上げるか!」と思いまして手始めに部品を手配したのでI2S直結DACを製作することにしました。

どんな構成にするかはほとんど決まっているのですが、それはまた後日。
その2...