2015年7月1日水曜日

造形物が楕円になってしまった。

先日3Dプリンターを使用して、ポータブルアンプのボリュームノブを出力していた。
出力が終わって、確認してみると、どうやら楕円になってしまっていた。
今回は、この造形物が楕円になってしまったり、伸びてしまった場合の対処法について書き残しておこう。

まず、どのような現象か写真で確認したい。

sippaisippai2
 

上の二つの画像をよく見ると、やや楕円形となっている。ノギスで測ると多いところで3mm程度のずれがあった。

原因をネットで調査しているとねじの緩み、X-Y軸のGT2ベルトのテンションが均一でないなどの情報があった。[1]

そこで、それぞれのベルトテンションを調整した。調整方法は以下のようにした。

  1. エクストルーダとヒーテッドベッドをセンターにもって行く。
  2. それぞれの右と左のベルトの中心を軽く押し込み、1~3mm程度しずむ強さにテンションを張る。
  3. X軸、Y軸それぞれがスムーズに動くか?ベルトが他のパーツにこすれていないか?などを確認する。

調整後、再度出力してみた。

kansei2kansei

調整後の画像の造形物はほとんど円形になっていることがわかる。

X-Y軸の調整だけでなくエクストルーダやベッドの調整も別々に行い出力してみたが、やはりX-Y軸を調整したときが一番効果があった。

こんな単純だけれど、X軸Y軸の調整は定期的にしたほうがいいのかもしれない。


出典 [1]http://bs01.3dprinterwiki.com/index.php?title=%E7%B6%BA%E9%BA%97%E3%81%AB%E9%80%A0%E5%BD%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%B3%E3%83%84

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